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  • 執筆者の写真浅見 純一郎

江東区では、マンション建設も加味して小中学校の6年後の推定クラス数や待機児童数を公開してますね



江東区では、マンション建設計画の事前届出等に関する条例第10条の規定があり、小中学校の将来の推定クラス(教室)数や待機児童数を公表しています。

まず、推定クラス(教室)数などに関しては以下のような感じです。

★最大使用教室数(推計値)※小学校 (1)令和3年5月1日現在の児童数 (2)令和3年5月1日現在の住民基本台帳人口のうち、通学区域内における今後入学予定の0歳~5歳までの幼児数から過去の平均入学率により算出 した各年度の新 1 年生の児童数 (3)現在建設中のマンション及び事前相談中または事前協議済みの住宅計画から見込まれる児童数 上記の(1)~(3)の児童数を学年進行させ、令和3年度~9年度までの児童数及びクラス数を推計し、令和9年度までに最大で必要とされる普通教室の数

と定義されていて、6年後を見据えて必要となる教室数を推定しています。

上記の⑶は、マンション建築が多いエリアでは必要な情報ですが、行政としてはだいぶ頑張った結果の対応だと思います。 また、中学校も同様な算出方法なのですが、⑵に関しては、区内学校選択や私立国公立進学もあり、逃げずに?推測値として算出しているのは立派なのかなと思います。



江東区の南部地区では、豊洲北小学校は、MAX32クラスを推定していますが、キャパ40教室があるので問題なさそうですが。豊洲西小学校は、MAX42クラスで、キャパが36教室なので、普通教室以外を普通教室にする対応をするようです。

なお、南部地区以外も深川地区を中心にキャパオーバーが想定されていて、数矢小学校は増築工事が計画されているようです。



中学校は唯一深川5中がMAX19クラスを推定しており、17教室のキャパを超える推測をしています。




有明西学園は、義務教育学園なので別表なのですが、小学校(前期課程)にてMAX36クラスを推定していますが、キャパ24教室を超えてしまう推測です。ただ、中学校(後期課程)分の教室を利用する対策のようです。

同資料に待機児童数がのっています。





区内で4名の待機児童で、内訳は東陽(東陽町・基盤)、富岡(門前仲町)地区で、豊洲地区(豊洲、東雲、有明など)は、待機児童が0のようです。

また、学堂の登録者数とキャパシティーも以下のように掲載されています。江東区の場合は、学堂機能として、学童とキッズクラブ(B登録)があり、キャパを超えてなさそうです。





豊洲地区は、豊洲西小学区にブランズタワー豊洲の入居が控えており小学校や学童のキャパシティーに影響がありますが、6年後も見据えて計画されていると思います。

江東区は、豊洲北小学区の児童人口を見誤って?短期間に2回ほど増築をしました。その経験もあってか、マンション事業者からの情報も鑑み推定値を算出して、収容計画を立案していると思います。さらに、公共施設整備協力金制度も作って、保育園や学校の建築の予算に組み入れています。

一方、そんな経験をしていることもあり、以前も記事(晴海フラッグ・パークタワー勝どきの児童数をパークシティ豊洲の事例で想定してみる。)にしましたが、中央区の勝どきや晴海の小中学校のキャパシティーは気になるところです。


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