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  • 執筆者の写真浅見 純一郎

選挙の裏側:衆議院議員選挙にいかないと損しますよ ~600億ガチャ。(前半)



最近では、スマホゲームで課金すると何かしらが当たる仕組みを言うことがあります。

もっと最近では、親の資産などを子供が嘆いたり羨ましく思ったりする「親ガチャ」というキーワードも話題になっています。

選ぶ側からすると、選挙も”ガチャ”という人がいまして、各選挙区の代表が決まるわけです。


一般的に衆議院選挙は、600億かかるといわれていいます。一人当たり、500~600円。

子どもが勝手に、ネット課金していたら怒るでしょう(笑)


歴史的にも努力して得た普通選挙ですので、その先人のことを思うとぜひ選挙に行くべきですが、どうしてこれだけかかるかも前回の「今日選挙関係者がやっていること。と、「森高千里」の投票に関して」の引き続きの選挙プロセスと共に解説していければと思います。


前回のおさらい

1.選挙管理委員の平時の仕事

2.選挙管理委員の有事(選挙時)の仕事


で、2では、投開票所や選挙ポスター設置の準備、及び書類の受理、そして、公示日にどのように立候補者及びその関係者が行動するかを書いてみました。


今回は、その後の投票までに関して書いてみたいと思います。


ちょっと古いのですが、2015年の統一地方選にて江東区区議区長選に関連するスケジュールを見てみたいと思います。


・告示日 4月19日

1.8時半~  区議・区長選挙候補受付

2.17時半~ 投票記載所の氏名等掲示の掲載順序のくじ

3.18時~  選挙公報掲載順序のくじ


4.4月23日  選挙立会人選任のくじ

5.4月25日  選挙立会人選任の打ち合わせ会

6.4月25日  投票所設置見回り


・投票日 4月26日

7.10時~  臨時会

8.10時半~ 投票所挨拶周り

9.20時~  投票所等受入れ


・開票日 4月27日(翌日開票)

10.8時~ 開票開始

11.11時~ 当選証書付与


12.4月28日 庁内放送(役所内で選挙事務のお礼)

13.4月28日 所管警察へのあいさつ回り


前回ご説明した内容は、1~3の部分になりますが、立候補者はくじばかり引く感じでしたね。


さて、一昨日公示の衆議院選挙ですが、ちょうど本日正午に東京都選挙管理委員会のホームページに掲載されたようです。



なお、期日前投票は昨日から開始されているので、課題ですね。



上記、東京都選挙管理委員会や江東区のTwitterをご紹介しましたが、行政のTwitterなどでの広報は日常になりましたね。


さて、江東区区議区長選に関連するスケジュールの4~を追って解説していきたいと思います。


まず、選挙立会人って何というお話ですが、選挙に関連する役割を総務省の資料から抜粋してみたいと思います。


1.選挙会・選挙長

 各選挙では、開票の結果を開票管理者からの報告によって確認するなどしたうえで当選人を決定する選挙会が置かれます。この選挙会に関する事務を行うのが選挙長です。

選挙長は、立候補の届出の受理なども行います。また、選挙長は、その選挙の有権者の中から、その選挙を管理する選挙管理委員会によって選任されます。



2. 投票管理者

 各選挙ごとに置かれ、その選挙の投票に関する事務を行います。具体的には、投票用紙の交付、代理投票の許容、選挙人の確認、投票箱の開票管理者への送致、投票所の秩序維持などです。投票管理者は、その選挙の有権者の中から、市区町村の選挙管理委員会によって選任されます。



3. 開票管理者

 各選挙ごとに置かれ、その選挙の開票に関する事務を行います。具体的には、投票の点検、投票の効力の決定、開票の結果の報告、開票録の作成、開票所の秩序維持などです。

開票管理者は、その選挙の有権者の中から、市区町村の選挙管理委員会によって選任されます。



4. 投票立会人

 投票事務の執行に立ち会い、公正に行われるよう監視します。具体的には、投票手続きの立ち会いや投票箱の送致・立ち会いなどを行います。その人数は、2人以上5人以下(期日前投票立会人は2人)です。



5. 開票立会人

 開票事務の執行に立ち会い、公正に行われるよう監視します。具体的には、開票手続きの立ち会いや投票の効力の決定に際しての意見陳述などを行います。その人数は、3人以上10人以下です。


6. 選挙立会人

 選挙会に立ち会い、当選人決定手続きに参与します。その人数は、3人以上10人以下です。


まず、1の選挙長ですが、江東区選挙管理委員会の場合は委員長が実施していました。また、委員長は1年ずつのもちまわりで、私も1年経験しました。


選挙当日(翌日開票の場合は2日間)の主な作業は、投票と開票です。それぞれに対して管理者と立会人がいます。

実際投票の立会人などは、町会や自治会からの推薦や公募もされています。また、最近は期日前投票の位置づけが大きくなっていることもあり、その投票日の対応も必要です。


さて、スケジュール4,5で関わる「選挙立会人選任」ですが、各立候補者から任意で選出され10名の上限が決まっています。私の記憶では、5の開票立会人と兼務であったような・


そして、


スケジュール6つまり投票日前日ですが、選挙管理委員の4名で区内の各投票所をめぐります。江東区の場合は60弱の投票所があるので手分けして確認をします。


当日の投票所に関しては、住所で決まっているので1人が複数の投票所に行くことが無いと思いますが、4年間これを経験して思ったのは、それぞれの投票所によって個性があるという事です。


一般的には、小学校の体育館、ランチルームなどの部、昇降口、区民施設が会場になりますが、その広さや形状によって工夫がされています。


工夫するといっても、使えるのは学校にある椅子や中には卓球台などで限られているのですが、主に導線をどうするかが考えられています。


各会場確認をしたのは、候補者を記載する記載台に貼ってある、候補者のリストがはがれていないかとか、やはり気になったのが導線ですね。



また、投票所の統廃合や急な選挙の際は場所も変わりますので、その確認の意味もあります。


(以下、16年の都知事選のケース)


なお、豊洲シビックセンターですが、1階、3階、11階とそれぞれ実施した経緯がありますね。


そして、投票日です(スケジュール7~8)。なお、江東区議区長選は翌日開票でしたが、衆議院選挙は当日開票の為、いっきに実施します。


選挙管理委員の仕事としては、臨時会がありその後投票所を見回ります。

その際気になったのは、投票率。投票所によっても投票率にばらつきがあり、その因果は興味深い所です。


さて、「600億円ガチャ」に関して、触れてみたいと思います。

関連する内容を、NEWSポストセブン が記事にしているので引用してみたいと思います。


公職選挙法」で定められた税金投入の中身

 では、600億円の税金はどんなことに使われたのか。レビューシートにはその流れの概要が記されている。総務省596億7900万円からの流れは次の通りだ。選挙公営費とは、おカネがかからない選挙の実施を目的に、公職選挙法で定められた税金投入のことである。

(1)衆院選及び国民審査の管理執行 【委託】都道府県/555億7300万円→【委託】市区町村/436億5800万円 (2)政見・経歴放送実施所要経費 【選挙公営費】各放送事業者等/7700万円 (3)選挙に関する新聞広告費 【選挙公営費】各新聞社/17億0800万円 (4)候補者用無料乗車券の発行 【選挙公営費】各交通事業者等/6100万円 (5)候補者用無料葉書の発行 【選挙公営費】日本郵便株式会社/17億4100万円 (6)啓発企画の実施、開票速報業務、新聞広告掲載等 【一般競争入札・随意契約】民間会社/4億9600万円 (7)委員等旅費、委員手当、諸謝金等 【委員手当等】委員等/800万円


当記事によると、選挙の管理執行の費用で

総選挙の実施にあたり投票所の設置、選挙ポスター掲示場の設置、開票作業など、さまざまな実務をこなすため、人件費をはじめとして多くの経費がかかる。


ポスター掲示や選挙公報配布も含めて基本的に人件費が多くを占めていると思います。

端的に言って、選挙はアナログの世界です


投票される皆さんの視点で、選挙プロセスを振り返ってみたいと思います。


1.選挙に行くと、まず、各世帯に送られた投票所入場整理券を窓口に提出して、投票用紙をもらうと思います。この時は、パソコンを使って照合をします。


だいたい1投票所あたり1万以下の有権者がいるのですが、アナログの管理はなかなか難しいですね。

また、期日前投票は複数の投票所が選べると思いますが、たしかその為にネットワーク化がされたと思います。


2.その後、記載台で投票用紙に、候補者から1名を記載すると思うのですが、完全にマニュアルの世界です。マークシートでも、◯×でもない。噂では、「有権者が頑張って書いてもらった一票一票の重みが分かっていい」という話を聞いたことがありますが、なかなか合理的な判断では無いのではと思います。


※ さて、投票行動においてトラブルになりがちなのが代理投票。障がい等の理由で用紙に記載できない方は、投票所のスタッフの代理投票で対応します。ご家族が付き添えないので、それに対してトラブルになるのですが、意思を表明することが難しい方においては、家族がいないと判断できないのではないかというところがポイントになります。また、後で記載する開票作業の中で、記載された氏名から票をカウントするわけですが、記載内容の判断が難しいケースもあります。


気が付かない深い理由があるのかもしれませんが、上記のような背景から、◯×やマークシートでの対応にする方が合理的ではないかなと思います。


3.投票用紙の記載の後は、投票箱にいれて終わりですね。今回の衆議院の場合は、3箱になりますので少々時間がかかります。


ところで、みなさん、投票用紙って折りますか?

みなさんの中には、中身が見えないように折られると思うのですが、実は箱の中では、広がっているのです。開票時に、カウントがしやすいように、特殊な紙が使われています。


ここら辺を工夫するのは、日本人らしい「カイゼン」です。


4.投票開始時・終了時に行くと確認できるおまけ


朝一番に投票所に行くと良いことがあります?

一番の方は、箱の中に何も入っていないかをチェックすることができます。マニアではないとあまり興味ないかもしれませんが・・


また、投票終了時刻になると鐘がなって終了になるのですが、その後は、投票箱に鍵がしめられて開票所までタクシーで運ばれます。


江東区の場合は、東陽町のホテルイースト21を利用して開票するのですが、選挙管理員会のお仕事としては、60弱の投票所から来た投票箱を受け入れます。


基本的には、東陽町から近い投票所が早く、有明や亀戸などの遠方の投票所からの到着が遅いのですが、なかにはトラブるか何かでなかなか来ないとひやひやした思い出があります。


アナログだからこそのドラマはあるのかもしれませんが、少子高齢化もあり選挙作業に関しては、改善の余地があるかもしれません。


次は、開票作業からに関して記載したいと思います。


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